咲を遊戯王っぽく解説する 5

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咲を遊戯王っぽく解説する    


東3局 一本場 ドラ:

衣がサイを振り、出目は左8。

全員が配牌を取り終えたところで衣が口を開く。

衣「おまえらに世にも奇妙なものを見せてやる。もっとも、何人かはその目で確かめる前に死 ん で い る だろうがな」

池田「・・・・・・なんだってんだ!早く切れ!」

衣「ククク・・・・・・・いいや、牌を切る必要などない!」

咲「なに!?」

衣「天和ヘブンズゲート四暗刻クワトロケルベロス!!


衣「32000は32100オール!


咲「ぐっ!!?」

加治木「ハァ・・・ハァ・・・・なぜ・・・!?」

池田「この野郎!?」

龍門渕:252800
風越:60100
鶴賀:46500
清澄:2500


衣「さぁ!2本場だ!」

加治木「くそ!これ以上好きにはさせねぇ!」

衣「いいや。ここにいる全員、俺のいけにえになってもらうぜ!」

加治木「早くサイを振れ!」

衣「いいのか?1秒でも長生きしたほうがいいんじゃないのか?」

衣がサイコロを握る。

フフフ・・・・・・

加治木、お前ができるように、俺もできるんだよ。

サイの目を操ることくらいな。

そして、出目を左にすれば、配牌で俺の積んだ山が取られてしまうことはない!

あとは握りで配牌はいくらでも化ける!

ククク・・・

5の目を上にして・・・・

出目は2の2、左4だ!

衣がサイを素早く振る!

加治木「・・・・・・!」

衣「なっ!?」

出目は・・・・・・10!

衣「10・・・?」

なぜだ?間違えた?いや、そんなはずは・・・・

池田「どうした?左4でも出ると思ったのか?」

衣「貴様!?何をした?」

池田「目が左じゃなきゃなにか不都合でも?

衣「ぐっ!?」

衣は池田を強く睨み付けながら配牌を取る。

続けて咲、加治木、池田も2トンづつ牌を手元に持っていく。

衣の山は見る見るうちに削られついに・・・なくなる!

衣「握りが封じられた・・・くそっ!だがまだメガヅモがある!」


池田「衣がデカイ手を速攻でアガるとき、その共通点は割れ目が咲以外のときだ。
おそらく握りで手牌を自由に組み替えているのだろう。
そしてさっきまでの3局、割れ目はすべて俺だった。
自分の握りを成功させるためだ。やつの親ならサイの目は自由自在。
おそらくは4か8を出そうとする。だからグラサイとすり替えさせてもらった。
そいつは通称シゴロ賽。目は456しかでない。なら考えうる目は

4−4
4−5・5−4
10 4−6・5−5・6−4
11 5−6・6−5
12 6−6

この5通り。そして割れ目が左になるのは4−4と6−6のときだけ。
グラ賽であるがゆえに自分の出したい目と違う目がもちろん出る。
これでこいつの親番でのイカサマは封じた!」


5順目
加治木手牌 ドラ:
  ツモ

きた!タンピン3色!

池田が突破口を開いてくれたおかげでこっちから攻めることができるぜ!

加治木「リーチ!

池田「ロン!」

池田「16000は16600!」

加治木「ぐぁっ!?」

続く