勝負だろうが!

以下俺が感銘を受けた利根川の名言。

金はな、命より重いんだっ!
世間の大人どもが本当のことを言わないならオレが言ってやるっ…!
金は命より重い……!そこの認識をごまかす輩は生涯地を這う!!

世間というものはおまえらの命、人生のことなどまるで知ったことじゃない

興味があるのはおまえらの金。

おまえらからいくら搾り取れるか、それだけだ!

無理からぬ。

とどのつまりこの世の正体は金の獲り合い、その終わるのは企業なら破産、個人なら死去。

つまり存在する限り人は際限なく金を奪い合っていく。

それが、生きるということ!

否定はできまい。好む好まざるにかかわらず人は…

金を得るためにその時間、人生の多くを使っている。

言い替えれば自分の存在…命を削っている!
存在そのものを「金」に替えているんだ。

つまり、人は皆、サラリーマンも役人も命懸けで金を得ている!

気が付いてないだけだ。

極端に薄まってるから
その本質を多くの者が見失ってるだけ……

想像してみろ。

何も築いてこなかったおまえらにどこまで想像が届くかわからぬが想像してみろ。
いわゆるレールの上を行く男たちの人生を

おまえらのようにボォーッとしちゃいないぞ!

小学中学と塾通いをし、常に成績はクラスのトップクラス

有名中学有名進学校と受験戦争のコマを進め一流大学に入る

入って3年もすれば今度は就職戦争

頭を下げ会社から会社を歩き回り足を棒にしてやっと取る内定、やっと入る一流企業

これが一つのゴールだが、ホッとするのも束の間すぐ気が付くレースがまだまだ終わってないことを。

今度は出世競争。

まだまだ自制していかねばならぬ!

ギャンブルにも酒にも女にも溺れず仕事を第一に考え
ゲスな上司にへつらい取り引き先にはおべっか,遅れずサボらずミスもせず
毎日律儀に定時に会社に通い残業をし
ひどいスケジュールの出張もこなし
時機が来れば単身赴任、夏休みは数日…

そんな生活を10年余続けて気が付けばもう若くない30台半ば…40……

そういう年になってやっと蓄えられる預金高が1千…2千万という金なんだ。



ざわ……
  ざわ……

実際に命と金どっちが大事か、なんて議論はおいといて、

利根川が言いたいのは金は一朝一夕で楽して手に入るものではない。

ということ。

利根川の例え話のように時間、つまり人生の一部を費やすことでお金を得ている。

人はみな限りある命の時間と引き換えに金を得ているがゆえ、金は命より重いんだということ。

ちなみにこの言葉はカイジが落ちれば即死の「鉄骨渡り」をやる前に出てきた台詞。

人間競馬を勝ち残ったものたちは金をよこせと利根川に訴えるが、

利根川は冷たく突き放す。

「あんな遊びで金が手に入ると思うな」と。

ごもっともである。

即死というリセット不可能なリスクがあるとはいえ、1千、2千万という額を考えれば当然。

十数分でそれを手に入れようというのだから。

麻雀も一緒。

勝てるのは、リスクを受けながらも本気で勝ちを目指すものだけ!

暗カン1回で中国人がコンビニで2時間働いた分の給料と同じ額をもらえる。

が、逆もまた然り。

裏ドラが2枚乗っただけで俺の1時間分の時給は消え去る。

そのリスクを背負うんだ。

ちょっと負けただけでイライラしてるようではダメ。

本気で勝ちに行くんだ。